俳句四季文庫36・並製カバー・304p・本体1000円+税
2017年10月11日 初版発行
ISBN 978-4-8129-0833-4 装幀・松尾清隆
本書の内容の多くは、主宰する「松の花」誌上に「眼前直覚の推移 ──
五千石俳句に見る」として連載したものである。平成十七年から七十余回
にわたって同誌に掲載したもの、総合誌等に発表したものを併せ、大幅に
加除、再構成した。第一句集の『田園』でなく、第二句集『森林』について
の考察からはじめていることに違和感を持たれた方もあるかもしれないが、
これは、私が五千石に師事したのがその時期であったため。以来、行を共にしてきた者
として、その行程の確認から出発したかったのである。
したがって、客観的な第三者による評伝や評論といったものとはいささか性質を異にするものと
考え、書名を、上田五千石私論とした。……__松尾隆信 あとがきより
