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『悠紬』能美茅柴

『悠紬』能美茅柴

四六判・上製カバー・p184・定価2970円(本体2700円+税10%)
2023年10月23日発行/ISBN978-4-8129-1076-4 装幀・間村俊一


『悠紬』能美茅柴

◆寒鯉の動いて水の動かざる
寒鯉は水温が下がると、じっとしていてほとんど動かず、
水底の泥に身を潜めている。
わずかに動いたものの水は動くことはない。
鋭い観察眼と精緻な描写力によって、
より静寂な空間が描き出された。
「俳句四季」全国俳句大会大賞に輝いた句。
『悠紬』は能美さんの『長州砲』に続く第二句集。
心機一転、昌二郎の本名から「茅柴」と号を名乗られた。
揺るぐことのない愛社精神の表れであろうか。
(「沖」主宰・能村研三 帯文から)

第二句集
『悠紬』能美茅柴