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『壮年記』北川玉樹

『壮年記』北川玉樹

四六判・並製カバー・p168・定価2970円(本体2700円+税10%)
2023年9月30日発行/ISBN978-4-8129-1085-6 装幀・高林昭太


『壮年記』北川玉樹

◆群るるほど深まる孤独曼珠沙華
◆花野行く脇道をわが道として
◆木枯しの一兵路地を彷徨へる
曼珠沙華の群に孤独を見る、
明るい花野の脇道を選ぶ、
路地を一兵として彷徨う心を木枯しに託す、
玉樹氏の心の襞を垣間見る思いである。
玉樹氏は多方面の作品の中に自らの主たる軸足を置く場所を探っているように感じられる。
(石崎宏子 「序にかえて」から)

第二句集
『壮年記』北川玉樹