四六判・上製カバー・184p・定価2970円(本体2700円+税10%)
2021年11月1日発行/ISBN978-4-8129-1048-1
装幀・髙林昭太
歳時記に手擦れの傷み秋灯下
手に馴染んでいる長年愛用の歳時記は作者の分身。
傷んでいる表紙をかばいながら手擦れの頁を繰る。
長き夜を作句に没頭する作者。
この一行詩は俳句を人生の道づれとして選んだ作者の写し絵である。
物静かなお人柄の内面に滾る作句への意欲。
言葉を選びつつ話される俳句への思いは深く熱い。
「太陽」 柴田南海子 「序」から
第二句集
