四六判・上製・p152・定価2970円(本体2700円+税10%)
2025年12月8日発行/ISBN978-4-8129-1175-4
装幀・髙林昭太
第三句集
――言葉が通り過ぎたあとに、なほ残るのは、静かな光と聲。
沈黙に沈んだ聲は消えません。やがて光のかたちをとり、時代を越えて誰かの胸に届くと信じています。俳句とはその約束であり、私にとって「魂の一行詩」とは、生命の奥にひそむ聲なき聲を聴きとろうとする営みにほかなりません。
(「あとがき」から)
〔目次〕
第一章 聲のはじまり
第二章 黙のけしき
第三章 無常の聲
第四章 宇宙孤独
第五章 祈りのほとり
第六章 春愁とひかり
第七章 光のあした
第八章 黙の聲
Ⅰ 記憶
Ⅱ 生死
Ⅲ 母郷
Ⅳ 静寂
Ⅴ 永遠
第九章 光聲――結び
あとがき

