新書判・並製・p174・定価1650円(本体1500円+税10%)
2026年1月30日発行/ISBN978-4-8129-1150-1
装幀・高林昭太
『歌の訣れ』行方克巳
歌集『歌の訣れ』に載せた歌のすべては、『漂流記』(ふらんす堂、二〇〇九年)に収められている短歌から抜き出したものである。
まことにたわい無い独り言のようなものではあるが、やはり歌集として残したいと思った。
七十歳を過ぎたころから、あと何年まともに生きることができるのかと思い、私なりの「終活」をはじめた。
ところが坪内稔典さんは、「終活」は嫌だ、「死支度」がいいという。
確かに私にとってこの思いは〝捨てる〟ことではなく、〝残す〟ことである。
それなりに積極的なのである。
そこで我が『歌の訣れ』は、私の「死支度」の一つとして刊行することにした。
(「あとがき」から)

