句集

東京四季出版の各メニュー ホーム 月刊俳句四季 句集 評論・エッセイ 全句集・合同句集・ほか 出版の手引き

『大干潟』栗林白霜句集・凜シリーズ27
  Kuribayashi  Hakusou

“ohigata”

四六判・182p・上製カバー・本体2700円+税
2019年5月15日発行/ISBN978-4-8129-0951-5
装幀・髙林昭太
桃の花大和ことばのよかりけり

大和ことばと言う日本固有の言葉を桃の花を対照に一気に
詠みあげられたのが、なんともよい。古き日本の春、
佐賀の春が淀みなく伝わってくる。佐賀の生活の一断面を
見聞きした気がしたほどである。新しき元号の年を象徴
したようにも思えた。__「同人」主宰 山川幸子  序より


『芸亭の櫻』野口康子句集・凜シリーズ26
  Noguchi  Yasuko

“unteinosakura”

四六判・196p・上製カバー・本体2700円+税
2019年6月5日発行/ISBN978-4-8129-0950-8
装幀・髙林昭太
芸亭の櫻街騒はるかにす

句集名の「芸亭の櫻」は、集中の句から採りました。句の舞台と
なっている横浜の文学館あたりは、芸亭と呼ぶにふさわしい静謐な
空気が流れ、それに続く大佛次郎記念館やイギリス館、更に外人墓地
など開港当時の面影を残す異国情緒が漂っています。
__「今日の花」主宰  小川晴子


『湖の村』高村恵美子句集・凜シリーズ25
  Takamura  Emiko

“uminomura”

四六判・232p・上製カバー・本体2700円+税
2019年4月15日発行/ISBN978-4-8129-0949-2
装幀・髙林昭太
カバー絵・神坂雪佳『百々世草』(明治42年)より、ロサンゼルスカウンティ美術館蔵

揺れやまぬゆゑ糸桜去りがたし

山中湖村という自然豊かな土地に暮らして、作者は季語と馴れ
親しむ時間を持った。「揺れやまぬ」の句。シダレザクラの花は、
ヤマザクラやソメイヨシノと違って、満開の花を仰いで花吹雪を
浴びることを佳しとするよりは、糸のような枝が、あるとしもない
風に揺れて花を零すさまに風情があることを表している。
__鈴木貞雄  序より


『星月夜』中筋のぶ子句集・凜シリーズ24
  Nakasuji  Nobuko

“hoshidukuyo”

四六判・194p・上製カバー・本体2700円+税
2018年12月20日発行/ISBN978-4-8129-0948-5
装幀・髙林昭太/装画・ウッキー富士原

われに詩を授け夫病む星月夜

句集『星月夜』の三百二十余句の中には、のぶ子さんの
人柄や性格、生き方や詩ごころを伝える句がたくさんある。
「人を信じ、人にあたたかく」「明るく、強く、前向きで」
「ふるさと、風土にやさしく」「どこかロマンチックで」
「思ったことはすぐ実行」と、そんな印象をいつも受ける。
__「若葉」主宰  鈴木貞雄



『渡良瀬』富張みよ子句集・凜シリーズ23
  Tomihari  Miyoko

“watarase”

四六判・224p・上製カバー・本体2700円+税
2019年1月11日発行/ISBN978-4-8129-0947-8
装幀・富張伸治

澄みながら底を見せざる泉かな

澄んでいながら底の見えない泉の深さを表現して、
泉への畏敬の念を感じさせる。写生とは、目に見えるもの
をただ克明に描くのが目的ではなく、作者の感動の根源を
尋ねて描くのが真の目的であることを、作者はよく知って
いるのである。__「若葉」主宰  鈴木貞雄




『祭髪』井内繁子句集・凜シリーズ22
  Iuchi  Shigeko

“matsurigami”

四六判・190p・上製カバー・本体2700円+税
2019年1月20日発行/ISBN978-4-8129-0946-1
装幀・髙林昭太

懐かしさに溢れた佳品が清々しい香気を放っている

『祭髪』の一集にはそれが色濃くこめられてあり、繁子の世界が
絢爛と輝いている。__「斧」主宰  はりまだいすけ




『泰山木』須﨑一男句集・凜シリーズ21
  Suzaki  Kazuo

“taisanboku”

四六判・230p・上製カバー・本体2700円+税
2019年3月5日発行/ISBN978-4-8129-0945-4
装幀・髙林昭太

人類を看取る生き甲斐ごきかぶり

発想力、観察力、洞察力、知識が備わっていて、それらが
寸分の狂いもなくしっかりと組み合わされ、小気味よく
五七五となっています。十七文字の言外に人類の問題なども
考えさせられる絶妙な須崎ワールドが展開します。
形成にあると思われます。__「遠矢」主宰  檜紀代



『澪つくし』大平芳江句集・凜シリーズ20
  Ohira  Yoshie

“miotsukushi”

四六判・192p・上製カバー・本体2700円+税
2018年10月11日発行/ISBN978-4-8129-0944-7
装幀・髙林昭太

さみしさの極みは睡し水中花

『澪つくし』は、夫とのこと、家族と親しい人々とのことがたくさん
詠まれている。出会うこと・繫がることこそが「生」だと知る俳人
大平芳江がここにいる。その詠みの、なんとナイーヴでつややかで
真剣なことだろう。__(「跋」より)「予感」主宰  仲村青彦




『端居』菊田島椿句集・凜シリーズ19
  Kikuta  Toshun

“端居”

四六判・192p・上製カバー・本体2700円+税
2018年8月30日発行/ISBN978-4-8129-0943-0
装幀・髙林昭太

海は恐ろし海は懐かし今朝の秋

この対句になった気持ちこそが海とともに生きてきた気仙沼の人たちの
本音だと思う。「今朝の秋」という沈静な言葉は、よく漁師のおじさんが
「ホトケの食い扶持」として海に投げ入れる一つまみの飯のように、
死者のもとへと届くだろう。__宇多喜代子  ※在庫なし




『献体』加畑霜子句集・凜シリーズ18
  Kabata  Soshi

“献体”

四六判・216p・上製カバー・本体2700円+税
2018年7月30日発行/ISBN978-4-8129-0942-3
装幀・髙林昭太
晴れた日には、作者の家の前辺りより白山が良く見えると言われます。
屹立する富士山に比べて、この霊山はやや嫋やかな連山であります。
この白山の晴れる日は俳句の虫が動き出し、誌友を誘っては吟行に
出掛ける霜子さんです。──齢を重ねることで、自由自在さが少しも
損なわれることがなく、むしろ人世を経てきた爽やかな成熟が思われ
ます。今後も健康に留意をされ、悠々自適に、新しい叙情を目指して
いただきたいと思います。__「雪解」主宰  古賀雪江(「序」より)



『水平線』中嶋三雄句集・凜シリーズ17

“水平線”

四六判・208p・上製カバー・本体2700円+税
2018年5月15日発行/ISBN978-4-8129-0940—9
装幀・髙林昭太
三雄俳句の底を流れているのは、近世への思いと故郷への愛着だと思う。
その心情が全篇を通して、ドラマ性のある豊かな作品集に結実した。
__「好日」主宰  長峰竹芳


『百』石田節句集・凜シリーズ16

“百”

四六判・208p・上製カバー・本体2700円+税
2018年5月3日発行/ISBN978-4-8129-0939—3
題字・佐藤千春/装幀・田中淑恵
節さんがお元気で百歳を超えることは疑う余地もないことであるが、それよりも
節さんの生家、婚家ともに代々の百姓であったということの方に重きを置いて
句集名を『百』とした。──いま古老として、村の仕来りの古きを知っている
節さんの語る『百』という句集にしたいと思った。
__「序」より。「櫟」主宰  江崎紀和子


『淨闇』湯澤碧水句集・凜シリーズ15

“浄闇”

四六判・248p・上製カバー・本体2700円+税
2018年3月27日発行/ISBN978-4-8129-0938—6
題簽・鈴木貞雄/装幀・髙林昭太
御遷宮淨闇に神蘇る
私はこの句に接して、初めて「淨闇」という言葉を知り、その的確な表現に
感銘を覚えた。神が顕ち現れ移られる内宮の闇は、太古のように清らかで
深い闇なのであろう。それは、人間が作りだした明りさえ慎む闇なのだ。それを表現し得るのは
「淨闇」の言葉しかないであろう。作者がこの語を句集名とされたことが
頷かれるのである。__「序」より。「若葉」主宰  鈴木貞雄


『虹の橋』石井俊子句集・凜シリーズ14

“虹の橋”

四六判・258p・上製カバー・本体2700円+税
2017年11月15日発行/ISBN978-4-8129-0937-9
装丁・田中淑恵
夕霧の実朝の海つつみけり
『吾妻鏡』には承元三年五月、源実朝が逗子の神武寺に参拝されたとある。
石井家は神武寺に遠い縁があるということだが、この句はまさに石井さんの
ご先祖様が石井さんを借りて詠まれた句であろう。__鹿又英一


『遠花火』椎木富子句集・凜シリーズ13

“遠花火”

四六判・232p・上製カバー・本体2700円+税
2017年10月11日発行/ISBN978-4-8129-0936-2
装丁・田中淑恵
富子さんのファミリーへの限りない愛の軌跡を綴った鎮魂の一書でもある
『遠花火』がここに編まれたことを心よりお祝い申し上げたい。
__「序」より/「青海波」主宰・船越淑子


『葭切』中川めぐ美句集・凜シリーズ12

“葭切”

四六判・184p・上製カバー・本体2700円+税
2017年6月1日発行/ISBN978-4-8129-0935-5
装丁・田中淑恵
滝壺は渾身で滝受けとめる
「もの」の本質を客観的に即物的に捉え、情景の空間を雄渾に
詠う情趣は間然するところがない。まさに「景」と「情」が渾然とした
「景情一如」の境地は深い。__「星雲」主宰  鳥井保和


『雁の棹』小松温美句集・凜シリーズ11

雁の棹

四六判・214p・上製カバー・本体2700円+税
2017年3月22日発行/ISBN978-4-8129-0934-8
装丁・髙林昭太
温美さんの句の持ち味といえば、……徹底して写生に集中する実直な態度である。
事よりは物に固執して描写表現をする心がけである。そして、その中で
佳い句材を見つける鋭い目を養ってきた。……「きたごち」が結社の指針に
している即物具象という作句理念を身をもって実践している現れということができる。
__「きたごち」主宰  柏原眠雨(「序」より)


『玉手箱』今井充子句集・凜シリーズ10

玉手箱

四六判・208p・上製カバー・本体2700円+税
2017年3月10日発行/ISBN978-4-8129-0933-1
装丁・田中淑恵
病床にありて春野にゐたりける
病床での療養生活は不自由だが、時間だけはたっぷりある。
時間がありすぎるとかえって余計なことを考えてしまいがちだ。
病気のことが頭から離れなかったりもする。そんな中で、
のどかな春野を思い浮かべれば療養生活もずいぶん明るくなるに違いない。
……この句を見ると芭蕉の〈旅に病んで夢は枯野をかけめぐる〉の句が
思い出される。病床にあって、芭蕉は枯野、作者は春野である。
今は、わび・さび、無常の世界より命あふれる春野の世界を採りたい。
__「槐」主宰  高橋将夫「序にかえて」より


『冬薔薇』井戸豊彦句集・凜シリーズ9

冬薔薇

四六判・192p・上製カバー・本体2700円+税
2017年3月20日発行/ISBN978-4-8129-0932-4
装丁・髙林昭太
九十二年の生涯を振り返りみる時、私には何等業績と云うものがない。
荏苒時を失した感がある。これが、一書を遺したいと思った理由である。
そしてこれは遺言であり辞世の言葉でもある。__「あとがき」より


『空山』小泉空山句集・凜シリーズ8

空山

四六判・196p・上製カバー・本体2700円+税
2017年4月11日発行/ISBN978-4-8129-0931-7
装丁・髙林昭太
飛鴻先生からの句歴の大先輩ですのに、驕ることなくいつも控えめで
穏和な空山さんです。そして、句は私たちが何気なく見過ごしている
物や風景等、暖かな目で観察され、すべての句に愛を感じます。
__中田永花(伊勢原市文化団体連盟副会長)


『箒木』宇留野ひとみ句集・凜シリーズ7

箒木

四六判・248p・上製カバー・本体2700円+税
2016年12月15日発行/ISBN978-4-8129-0930-0
装幀・田中淑恵
私は俳句はつねに形が大切であると思っている。
内容も大切なのは勿論であるがそれは素材ではなく心だと思っている。
だから形と心は表裏である。相互に求めあい溶けあっていい作が
生まれればこれにこしたことはない。
ひとみさんもこの点さまざまな試行錯誤を繰り返しながら句作にみがきをかけて
きたのである。__「序」より  「鶴」主宰・鈴木しげを


『瓜の花』久保昭句集・凜シリーズ6

瓜の花

四六判・218p・上製カバー・本体2700円+税
2016年12月10日発行/ISBN978-4-8129-0929-4
装幀・髙林昭太
世に新人賞の数は多い。だがその制限が年齢によって決められることがほとんどだ。
しかし私は、俳句をはじめた時からの年月によって〝新人〟の枠を広げてほしいと
思うのである。そしてこの久保昭という、大型新人の出現をぜひともしっかりと
評価して頂きたいと思うのである。__「斧」主宰  はりまだいすけ  「序」より


『桜東風』小宮和代句集・凜シリーズ5

桜東風

四六判・196p・上製カバー・本体2700円+税
2016年9月1日発行/ISBN978-4-8129-0928-7
装幀・髙林昭太
ほうたるを父の拳にもらひし日
生命存在への善意にあふれた肯定の姿、これこそ句集『桜東風』
を貫くテーマであろう。
__(「序」より)「蘭」名誉主宰  松浦加古


『葉桜』山川和代句集・凜シリーズ4

葉桜

四六判・224p・上製カバー・本体2700円+税
2016年7月27日発行/ISBN978-4-8129-0927-0
装幀・田中淑恵
藁塚の真中つらぬく棒一本
句会で、吟行で、教室でお目にかかる和代さんには、心の芯となる「何か」を
持つ方といつも感じていた。──藁塚をつらぬく棒は、和代さんにあっては、
心の深い所から現れる「思い」、折折の言葉や仕草の真実さと思う。
「真中つらぬく」のこの真剣さは、多分ご本人は、そうとは意識しておられない
と思うが、自然にそうなっておられるのではないかと思う。尊いことだ。
__(「序」より)「耕」「Ko」主宰  加藤耕子


『琥珀』岩瀬由美子句集・凜シリーズ3

“琥珀”

四六判・196p・上製函入・本体2700円+税
2016年6月29日発行/ISBN978-4-8129-0926-3
装幀・髙林昭太
岩瀬由美子さんの俳句は、風土というあたたかな衣装をまとっている。
自然と人間の息づきが溶け合い、その風土の中に読み手を引き込むような
柔らかさがある──屈託がなく、心豊かになれる好句集である。
__(「はじめに」より)「好日」主宰  長峰竹芳


『鳩寿』山名愛三句集・凜シリーズ2

“鳩寿”

四六判・224p・上製函入・本体2800円+税
2016年6月8日発行/ISBN978-4-8129-0925-6
題簽・鈴木貞雄/扉絵・山名愛三/装幀・髙林昭太
戦争のなき世には亀鳴くらむか
鳩寿(卒寿)を迎えられた愛三さんは、俳句を人生の杖、長寿の元と
考えておられる。古都鎌倉を愛し、平和を愛する作者が、これからも
俳句を楽しみ、日々を豊かに過ごされんことを願って已まない。
__「若葉」主宰  鈴木貞雄


『半音階』菊池悦子句集・凜シリーズ1

“半音階”

四六判・208p・上製カバー・本体2700円+税
2016年5月3日発行/ISBN978-4-8129-0924-9
装幀・田中淑恵
葡萄棚半音階に揺らす風
半音階の風をききながら成熟した葡萄は果物となりワインとなり生活を潤し、
やがて体内に半音階の糧を送ってくれるであろう。……
__「顔」主宰  瀬戸美代子_序より



ページ先頭へ