句集

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『きつとある』竹うち悦子  句集
  Takeuchi  Etsuko

“kittoaru”

四六判・上製カバー・180p・本体2700円+税
2019年2月27日発行/ISBN978-4-8129-0996-6
装幀・髙林昭太
竹うち悦子さんの「言の葉」のセンス

把握に曖昧さがないので読み手が躊躇している間に
正解が出されるように句が成立している。
表現に惑いが感じられないのが作者の句の見事さであろう。
__「人」主宰  佐藤麻績




『流星』松本鷹根  句集
  Matsumoto  Takane

“ryuusei”

四六判・上製カバー・208p・本体2700円+税
2018年11月30日発行/ISBN978-4-8129-0986-7
装幀・髙林昭太
耕牛の背負ふ陽踏む陽泥の泥

田の代搔きに泥塗れになっている牛と若き日の自分自身を
重ね合わせている。「陽」は、生きていく為には無くてはならない
ものではあるが、時として残酷な面を持ち合わせているのではないか。
「陽」がリフレインされることによって「泥」のリフレインもより
効果を上げることになる。「泥」は牛にとっては宿命であり
作者には青春そのものを暗示させている。
__「京鹿子」主宰  鈴鹿呂仁



『紺法被』菅井悦子  句集
  Sugai  Etsuko

“紺法被”

四六判・並製カバー・214p・本体2000円+税
2018年10月20日発行/ISBN978-4-8129-0993-5
装幀・柳咲玲馨
ひと冬を制す社氏の紺法被

酒蔵での酒造りを俳句に詠む人は多いが、菅井さんの句は
単なる通りすがりで詠んだものでなく、日本古来の酒造り
に惚れ込んで、しっかりと写生されている句である。
──単なる傍観者ではなく杜氏の精神を自分のものにして
いるからこそ迫力が感じられるのだろう。
__「序」より「沖」主宰  能村研三



『花の暦は日々新た』【花の俳句編】大久保白村  句集
  Okubo  Hakuson

“『花の暦は日々新た』【花の俳句編】”

四六判・上製カバー・248p・本体2800円+税
2018年7月30日発行/ISBN978-4-8129-0954-6
装幀・高林昭太
カバー絵・神坂雪佳/『百々代草』(1909年)より、ニューヨーク
公共図書館蔵
俳誌「花暦」に発表の「花の俳句」「南青山便り」を集成
私は、「花暦」の句会には出なかったが誌上に毎月作品と文章を寄稿
した。創刊号には草間時彦さんに教えていただいた折句を詠んだ。
──最初の一字を横に読むと「祝創刊花暦沙緻祝」となる形の折句で
ある。その後は毎月いろいろな花の作品を発表した。──今回は主に
花を詠んだ作品である。沙緻さんは最初から最後まで私の好きな
ようにさせてくれた。(あとがきより)

※『花の暦は日々新た』【平成の句集と評論を読む】は、評論へ→


『花の暦は日々新た』【忌日俳句編】大久保白村  句集
  Okubo  Hakuson

“『花の暦は日々新た』【忌日俳句編】”

四六判・上製カバー・248p・本体2800円+税
2018年5月21日発行/ISBN978-4-8129-0922-5
装幀・高林昭太
カバー絵・神坂雪佳/『百々代草』(1909年)より、ニューヨーク
公共図書館蔵
平成14年から24年まで、俳誌「花暦」に発表の忌日俳句を集成
沙緻さんは、平成十年には「花暦」を創刊された。
私は「春嶺」編集部以来のご縁もあり創刊から参加した。
最初は花を詠みこんだ作品を寄稿、四年後からは、その月に忌日が
来る人の忌を詠みこんだ作品に花の季語を添えて発表した。忌日を
調べ、その人の生涯や業績を調べ、時には現場に足を運んだ。
北上市に原敬首相の句碑を訪ねたり、津市に行ったついでに
西東三鬼の足跡を訪ねたりした。(あとがきより)

※『花の暦は日々新た』【平成の句集と評論を読む】は、評論へ→


『草泉』和田ゑみこ  句集
  Wada  Emiko

“草泉”

四六判・並製カバー・120p・本体2000円+税
2018年6月17日発行/ISBN978-4-8129-0992-8
装幀・柳咲玲馨
むらさきのすみれ一輪漱石忌
一読、〈菫程な小さき人に生まれたし〉の句が浮かぶ。 漱石の残した言霊を、
今眼前の菫を通してありありと心に蘇らせたのだ。高貴なむらさきでなく
懸命なむらさきが思われる。__「OPUS」より/今瀬一博(「対岸」「沖」)


『末羅』石盛青柿  句集
  ishimori  Seishi

“末羅”

四六判・上製カバー・196p・本体2700円+税
2018年4月30日発行/ISBN978-4-8129-0990-4
装幀・高林昭太
淡交のたとへば亀と緋鯉かな
この作は、庭園の池の亀と緋鯉を句材にして成功した。
池の中の生き物を「淡交のたとへば」は実に巧く仕立てたと
感じる。触れ合うことなき生物である。
本書の頁を繰れば、佳句がたくさんある。 __「序」より  「門」主宰  鈴木節子


『双曲線』佐々木 群  句集

“双曲線”

四六変型判・上製カバー・192p・本体2700円+税
2017年12月20日発行/ISBN978-4-8129-0917-1
装幀・高林昭太/扉画・著者
夏つばめ双曲線ですれ違ふ
その軌跡が描く双曲線はしなやかでやさしい曲線で、
時には二つの双曲線がまばゆく交差することもある。
この双曲線こそ、作者が今まで人生で描いてきたしなやかでダンディな
軌跡でもあり、これからさらに飛翔していく軌跡でもあるのだ。
__「沖」主宰    能村研三  「序」より


俳句と写真『菅丞相の梅』長南俊春・長南照子  著
『菅丞相の梅』別冊  長南氏関係資料集

“菅丞相の梅”

A5判・上製函入 352p/別冊 40p・私家版
2017年10月1日発行/ISBN978-4-8129-0903-4
装幀・高林昭太
自らの生涯の感慨を一族のロマンの歴史に重ねて俳句と写真に表現した
長南俊春氏のオリジナリティと情熱に感動を覚えた。……浅井愼平



『清閑』礒貝尚孝句集

“清閑”

四六判・上製カバー・228p・本体2700円+税
2017年9月20日発行/ISBN978-4-8129-0912-6
装幀・巖谷純介
浅草に田んぼのむかし泥鰌鍋
今の浅草では田んぼの風景は想像しにくいが、作者の生まれ育った
足立には江戸の頃の農の風景を思い起させる原風景があったの
だろう。……「沖」主宰  能村研三


『自生地』福田若之句集

“自生地”

四六変型判・並製カバー・256p・本体1700円+税
2017年8月31日発行/ISBN978-4-8129-0913-3
表紙デザイン・北野亜弓/表紙写真・朝岡英輔
いま最も注目される20代の若手俳人による圧倒的な初句集!
● ぽつぽつと降り、滲み、しばらくしてくっきりと像を結ぶ。
これは偏愛してしまう本………葉ね文庫(大阪)/池上規公子さん
● 福田若之にしかできない言葉と世界の出会わせ方があって、
そこで俳句は未知の貌を覗かせている………水中書店(東京)/今野真さん
● 挑戦的かつ生身のスタイル。ここにあるのは今生きてる時代の
気分そのものなんじゃないか………紀伊國屋書店新宿本店/梅﨑実奈さん
在庫なし


『高野槇』持田義男句集

“高野槇”

四六判・上製カバー・194p・本体2700円+税
2017年8月18日発行/ISBN978-4-8129-0911-9
装幀・髙林昭太
俳句は人である。『高野槇』は、寡黙で実直な義男さんそのものの
作品が並び、ほっこりとした読後感に包まれる素適な一書である。
……佐怒賀直美「序」より


『細流の魚』菅野孝夫句集

“細流の魚”

四六判・並製カバー・232p・本体2300円+税
2017年6月19日発行/ISBN978-4-8129-0910-2
装幀・田中義和
はなびらにざれて反転花うぐひ
なにげなく見ていただいて、どこかで「おやッ」と立ち止まって
もらえるような句が、いくつかあればいいと思っています。
種も仕掛けも、意味も理屈も主義も主張もない句を詠みたいと思って
います。……「あとがき」より


『霜柱』若林波留美句集

“霜柱”

四六判・上製本函入装・188p・本体3000円+税
2017年5月3日発行/ISBN978-4-8129-0904-1
口絵・著者/装幀・田中淑恵
地の鹽に遇ふまで伸びる霜柱
本集には、「霜柱」の作品は幾つか入集されている。
直接の理由は本人から聞いてはいないのだが、自信作とか思い入れ
の強い作品には違いない。しかし、それだけではなく若林波留美と
いう作家の詩精神を形成している根幹にまで及ぶもののような気が
してならない。〈地の鹽〉を霜柱に假託する詩的想像力は、伝承的な
傾向の作品とは一線を画している作品である。
そういう意味で〈霜柱〉は、本書の著者である若林波留美を象徴
しているキーワードと言っても差し支えない。……山﨑十生「序」より


『蓬餅』大西正隆句集

“蓬餅”

四六判・並製カバー・168p・本体2000円+税
2016年12月25日発行/ISBN978-4-8129-0902-7
装丁・shiki  room
背びらきのファスナー一直線の夏
この句集『蓬餅』の著者は九十四歳の翁である。
しかし、その作品の一句、一句からはまったく、齢を感じさせない。
豊かで若々しい感性、詩魂が漲っている。
寡黙で穏やかで温かい人柄の著者の鋭い観察力、
単なる花鳥諷詠でない日常を詠む、言わば生活詩、生活史である。
………「若葉句会」句友/林 英淳


『青葉騒』須賀理子句集

“青葉騒”

四六判・並製カバー・100p・本体2000円+税
2016年12月20日発行/ISBN978-4-8129-0900-3
装幀・濱愛子
桜咲き満ちて限りなくひとり
しみじみと兄欲しき日や燕来る
目にたちて母の背かがむ青葉騒
初々しき抒情………著者念願の第一句集!


『佳日』松岡滿壽男句集

“佳日”

四六判・上製カバー・186p・本体2800円+税
2016年12月17日発行/ISBN978-4-8129-0901-0
口絵・著者、装幀・髙林昭太
『佳日』にはホトトギス派の高い格調のうちに、松岡滿壽男さん
の情の深さが滲み出ている。大久保白村宗匠の指導を得て、多芸
多趣味の才能が此処でも開花している。ところどころ、満鉄の
オーラを感じる歴史も漂っている。お二人の父君は、大正十年、
熊本・第五高等学校で同級となり、終世の友として過ごした。
私の父、榮作は五高の三年先輩、これもご縁である。
……二従兄・佐藤龍太郎


『風の言葉』武藤あい子句集

風の言葉

四六判・並製カバー・192p
2016年11月1日発行
装幀・濱愛子
冴え返る風は言葉を攫ひ行く
武藤あい子さんの作品は、一言で言うなら新しい伝統俳句を
探究してゆく意欲の結晶と言っても過言ではない。
一日一日自己研鑽に励んでいる一句一句の中には、
心の底から燃える詩情があふれている。……「草林」主宰・雨宮抱星


『晩白柚』小南千賀子句集

晩白柚

四六判・上製カバー・190p
2016年10月15日発行/私家版
装幀・田中淑恵/章扉挿絵・著者
三月十九日、NHK青山荘にて「阿部鬼九男を偲ぶ会」が催され、
名古屋の旧「環礁」の方々と出席した。
阿部氏は、初学の拙句〈肉親になかなか効かぬ血止草〉に
「この人は俳句が解りかけて来た」と評して、
第一句集『半夏』の栞文を書いて下さった。
それが作句を続けている原点の気がする。……(あとがきより)


『外交官・松岡洋右の俳句』松岡洋右句集

外交官・松岡洋右の俳句

四六判変型・上製カバー・200p・本体1800円+税
2016年9月25日発行/ISBN978-4-8129-0897-6
装幀:間村俊一
いま、よみがえる松岡洋右の俳句
悲劇の外交官=政治家・松岡洋右の俳句日記を初刊行! 詳細な巻末年譜つき。

松岡外交とその果たした歴史的意義は、いま正しく評価され直すべき時期に来ている。
この俳句集はこれまで不当に歪曲され、貶められ、誹謗中傷されてきた松岡洋右の人間像を
修正し、その真実に迫る貴重な縁となるだろう。
——福井雄三(東京国際大学教授/『よみがえる松岡洋右 昭和史に葬られた男の真実』
(2016年、PHP研究所)著者)【帯より】


『陸沈』齋藤愼爾句集

陸沈

四六判・上製カバー・136p・栞付・本体2000円+税
2016年9月15日発行/ISBN978-4-8129-0892-1
カバー画:加納光於/ブックデザイン:髙林昭太
水なきところに、沈みつつ生きるために
前作『永遠と一日』(2011年)からおよそ5年間の
作品を集成


【併録】エッセイ「魂の気圏の中で   私の俳句遍歴」……解説「葬送の螢袋」武良竜彦
【栞】(24頁)……齋藤愼爾論「〈喪郷〉の眼差し」武良竜彦


『夕顔』宮寺妙子句集

夕顔

四六判・並製カバー・164p・本体2000円+税
2016年9月10日発行/ISBN978-4-8129-0893-8
装丁・shiki  room
遅咲きの夕顔一つ闇に大
この度、宮寺さんが、八十路を記念に、句集を上梓することとなった。
宮寺さんとは、平成十四年の俳句教室で、初めてお会いしてからである。
宮寺さんは大変律儀な温厚な人柄で、俳句仲間からも尊敬されていた。
この度の句集上梓の話を聞いた時は、大変うれしく即賛成申し上げた。
句稿も見せていただき、そのしっかりとした句柄には、いい句集ができると思った。……
__柴﨑左田男(まえがきより)


『愛しきジュディーへの追悼集』
Kazuko  K.  Porter  1928-2015

“愛しきジュディーへの追悼集”

A5変型判・上製カバー・184p・私家版
2016年6月11日発行
編集:ロックニー・ポーター/浅倉(梶原)サカヱ/大野光一/吉田 伸
Ⅰ  ジュディーのアルバムと歩み
Ⅱ  思い出
Ⅲ  俳句とエッセイ__浅倉サカヱ


『消灯喇叭』生田比呂志句集

“消灯喇叭”

四六判・並製カバー・168p・本体2000円+税
2016年5月5日発行/ISBN978-4-8129-0894-5
装丁・shiki  room
『魚霊碑』につづく第二句集!!
耳底に消灯喇叭夜の秋
ぶつからず師走の空を電波来る


『藤が丘から』墨彩画と俳句と   山内美代子

“藤が丘から”

A5判変型・上製カバー・112p・本体3000円+税
2015年12月25日発行/ISBN978-4-8129-0884-6
装丁・高林昭太
ワンタッチ日傘開きぬ山の駅
躊躇いもなく素早く開くワンタッチ傘は、布の張りつめる音も、
ことさら山の駅では響いただろう。
ただそれだけの風景であるが、これからドラマが始まりそうな
印象的なシーンである。………__岩淵喜代子


『猫曼陀羅』行正よし子/行正南丈  句集

“猫曼陀羅”

四六判・上製カバー・198p・本体2800円+税
2015年11月23日発行/ISBN978-4-8129-0824-2
装幀・田中淑恵
まひまひや水の松江の橋いくつ
句集『猫曼陀羅』は動物好きで、旅行好き、坊守を天職として生き、
九十四歳で天寿を全うした母・行正よし子の人生の後半を五七五の
足跡で埋めた素顔のままのちょっとほほえましい句集である。
__行正明弘


『いのち』和田浩一  句集

“いのち”

四六判・上製カバー・200p・本体2700円+税
2015年11月23日発行/ISBN978-4-8129-0885-3
装幀・高林昭太
喜寿の自祝と生きた証しの句集である。__あとがきより


『ぐだぐだ是空』前田吐実男  句集

ぐだぐだ是空

四六判・並製カバー・182p・本体2500円+税
2015年6月1日発行/ISBN978-4-8129-0881-5
写真・浅井愼平、装幀・明星秀隆、題字・著者
彼岸花火傷覚悟で抱かんかな
へたな考え休むに如かず。それよりも現実の方が余程俳諧的。
さて、一杯やって"ぐだぐだ"感覚でも磨くことにするか。
__あとがきより


『還暦より』橋本文男  句文集

還暦より

四六判・上製カバー・208p・私家版
2013年8月23日発行/ISBN978-4-8129-0756-6
題字・滋野三樹、装幀・島光二
この俳句・俳文集は主として還暦過ぎから会員となった俳句結社
「九年母」(神戸)会報掲載句、関東支部吟行・月例句会で詠んだ
俳句、多くの友人との旅行、俳句聖地への旅、家族との思い出を
綴った俳文を年代順に編集したものである。__まえがきより


『麗壽』横山薊苑  遺句集

麗壽

四六判・上製本函入装・208p・本体2700円+税
2012年12月3日発行/ISBN978-4-8129-0710-8
装幀・田中淑恵
薊苑さんは、卒寿記念句集『信越春秋』上梓のあと、百歳になったら
次の句集を上木しようと句を書き溜め、句集名も『麗壽』と決めて
おられたと聞く。それを間近にしながら、白寿をもって天界へ発たれたが、
卒寿を過ぎて仙境に心を遊ばせながら読み継がれた佳什がここに一書に
纏まり、こうして味わうことが出来る事を、薊苑さんの御霊に感謝
申し上げたい。__澤田佳久・跋より


『落葉松』東  正子  遺句集

落葉松

四六判・上製本カバー装・186p・本体2600円+税
2012年10月24日発行/ISBN978-4-8129-0714-6
装幀・田中淑恵/題字・斎藤美江/中扉画・東  正子
正子さんは、闘病の話もユーモアを交えて話してくれて、
周囲は笑いが絶えませんでした。
俳句には、家族への愛情、自然への憧れ、美味への
好奇心が溢れています。心豊かな世界がここに
あります。__平石純子・帯文より


『夕焼け花日記』─ 俳句 & blog ─  脇 美代子著

夕焼け花日記

四六判・並製本ビニールカバー装・160p・本体2000円+税
2012年10月18日発行/ISBN978-4-8129-0716-0
表紙絵と本文写真・脇  美代子/装幀・島  光二


『春隣』石橋玲子句集

春隣

四六判・上製本カバー装・234p・本体2476円+税
2012年8月5日発行/ISBN978-4-8129-0713-9
装幀・田中淑恵
何をもて花に応へん吉野山
写生はなにも自然だけを描写するのではなく心の中のつぶやきも
写生である。「俳句は存問の文学」であるように玲子さんは心に過る
瞬間を的確に促えるセンスが抜群である。出会いを大切にするという
心掛けからくるものだろう。__水田むつみ・序より


『夫婦岩』酒井啓之句集

夫婦岩

四六判・上製本カバー装・200p・本体2571円+税
2012年5月3日発行/ISBN978-4-8129-0715-3
装幀・高林昭太
「玉梓」同人   第一句集
俳句はものに託して自己を詠む詩とも言えるが、
この一集を貫くものは啓之さんの並々ならぬ優しさである。
人間社会において一番大切なものは何かと問われたら、
私は即座に「優しさ」と答えるだろう。__名村早智子・序より


『水行』二ノ宮一雄句集

水行

四六判・上製本カバー装・208p・本体2571円+税
2012年5月1日発行/ISBN978-4-8129-0711-5
鵙高音一途に小川流れけり    一雄
静かな秋の田園風景。あるいは山辺に近いあたりだろうか。
というのは、一筋の小川の流速が「一途に」に示されているためである。
「鵙日和」などという季語があるように、さだかな秋の訪れをつげる
鵙の声を耳にするのは、だいたい好天気が多いようである。
この作品にしても爽やかな日差しを感じとりたい。かすかな水音にもまた。
飯田龍太評


『私語』武田正句集

私語

四六判・上製本カバー装・226p・本体2571円+税
2012年4月8日発行/ISBN978-4-8129-0726-9
装幀/写真・蒼也知見、題字・和泉厚子


『星の砂』あきの理絵句集

星の砂

四六判・並製本カバー装・184p・本体2200円+税
2012年3月20日発行/ISBN978-4-8129-0705-4
装幀・如月杏樹


『天田屋文ヱ門』中村ヨシオ句集

天田屋文ヱ門

四六判・上製本カバー装・192p・本体2600円+税
2012年3月1日発行/ISBN978-4-8129-0702-3
題字・金子兜太/装幀・田中淑恵


『宮森  漸遺句集』宮森礼子編

宮森  漸遺句集

四六判・上製本カバー装・192p・私家版
2012年3月22日発行
カバーイラスト・中島恵可


『アウシュビッツの風』結城容子 句集

アウシュビッツの風

四六判・上製本函入装・232p・本体2700円+税
2011年9月19日発行
装幀・松尾清隆
アウシュビッツへと彼女を導いたものは、彼女自身の中にある人としての
思いなのである。その生命への正義と愛の強さ、深さが自然に彼女を
動かすのである。__松尾清隆・序文より


合同句集『女三代俳句物語』坂上美果著

女三代俳句物語

四六判・上製本カバー装・200p・本体2600円+税
2011年9月22日発行
装幀・山本俊輔
孫達の幼い頃の俳句を読んでいるうちに懐かしさが込み上げてきました。
次女・菜穂子の俳句を並べたりして、すっかり悦に入りました。
__あとがきより


『山の辺』田畑茂代 句集

山の辺

四六判・並製本カバー装・172p・私家版
2011年9月20日発行
装幀・宮崎十間/題簽・後藤春水
仏壇に供ふ結願遍路杖
お前さんと弔うために四国巡礼をはじめ今日満願の日やがな……。
ええそんな遠い所へ何日もかけてよう行って来たもんやなあ…
そらお疲れさん、しばらくゆっくり休みなはれ。
仏壇の奥からご主人の声が聞えてきそうな感動の一句である。__新子満州男


『菖蒲湯』高木  智 句集

菖蒲湯

四六判・上製本函入装・186p・私家版
2011年11月11日発行
私には、すでに2冊の句集があります。第1冊は、妻晶子と同時出版した
『ベレー』、これは、学生時代から毎月百句ほども書き溜めたものを
自選し、丸山海道前師に序文をお願いしました。第2冊は『姫始』で、
これは、海道選の作品を纏めました。そこで第三句集は、その後の作品から、
豊田都峰現主宰に半数ほどに厳選してもらい、このほど出版することに
至りました。第一句集の発行が、平成1年11月11日で、第二句集は、平成11年11月11日、
今回が2011年11月11日としました。この発行日に拘るのは、母の誕生日が1911年11月11日
である事に因みます。装丁についても、私の趣味で、「袋綴じ」、「折本」、今回は
「見開き(裏白)」とする事にしました。出版に際し、多忙な都峰主宰の手を煩わせ、
句集名「菖蒲湯」と序文を戴いて感謝しています。……
__高木智・本文「第三句集について」より


『月の浪』名和直子 句集

月の浪

四六判・上製本函入装・184p・本体2700円+税
2011年5月1日発行
装幀・宮崎十間
鳰の子の波のひかりに紛れけり
著者は虚子の花鳥諷詠の精神を純粋に受け止め精進する「浮寝鳥」創刊の
翌年に入会して、在籍33年、「浮寝鳥」の中でも最も古参の一人である。
俳句はその人の人柄を表わすというが、おおらかな人柄がそのまま句と
結びついているのがなんとも楽しい。


『甲斐駒』宮川紫露 句集

甲斐駒

四六判・上製本カバー装・196p・私家版(栞付)
2011年4月5日発行
題字・宮川紫露/写真・山縣利縣
甲斐駒を発しここまで鰯雲
甲斐駒ヶ岳は、生まれてからずっと紫露を眺めていてくれている山だった。
紫露は教職を志し、教育に情熱の全てを注いだ。そして、定年退職、
病む母を看取り、そして今、自身の癌との闘いの日々を送っている。
この句集には、その全てを知り尽くした甲斐駒ヶ岳に絶対的な信頼
を寄せ続けてきた紫露の真心が集められている。__小林港子


『聖母月』松本  茜 句集

聖母月

四六判・並製本カバー装・192p・2200円+税
2010年12月24日発行/ISBN978-4-8129-0666-8
装幀・如月杏樹
聖母月ルルドの泉あふれをり
手堅い写実手法の中に平明さと幸福感とが湧出していて
気力の張った一級の作である。__豊長みのる・序より


『画帖』杉山  望 句集

画帖

四六判・上製本カバー装・192p・2600円(税込)
2010年9月15日発行/ISBN978-4-8129-0661-3
表紙.扉画・杉山  望/装幀・宮崎十間
作者は好奇心が旺盛な上、進取の気性が激しく、簡単には人真似をしない。
今年の10月、夫君についてJICAのボランティアとしてグアテマラヘ2年間
行くことになった。新天地で新しい俳句が生まれることを期待したい。
__阪本謙二・序より


『あすなろ』戸川  晟 句集

あすなろ

四六判・上製本カバー装・192p・2600円(税込)
2010年9月20日発行/ISBN978-4-8129-0662-0
装幀・宮崎十間
俳人は己が作品を纏め句集を編むことで、自立した俳人としての
歴史の第一歩が刻まれ、第一句集はその証として記念される。
これは俳人が初陣に立てる勲功、いさおしである。


『鑿と鎚』金子正昭 句集

鑿と鎚

四六判・上製本函入・224p・2700円(税込)
2010年9月10日発行/ISBN978-4-8129-0625-5
扉写真・金子侑子/装幀・宮崎十間
不器用に生きてきた男の半生の集約が『鑿と鎚』であり
この句集によって私の生きざまの一部でも表現出来ていれば
それで満足である_あとがきより


『絆の里』倉迫順子 句集

絆の里

四六判・並製本カバー装・200p・2500円(税込)
2010年5月29日発行/ISBN978-4-8129-0624-8
装幀・宮崎十間
新空港長方形にしぐれけり
『絆の里』の全体に流れている、すぐれたバランス感覚の“優しさ”
草木をはじめ無機質なものを含めた全ての素材に心の底から
やさしさをたたえている……。_大牧 広・帯文より

『風紋』石井清泉 句集

風紋

四六判・上製本函入装・216p・2700円(税込)
2010年2月15日発行/ISBN978-4-8129-0619-4
題字.扉絵・石井清泉
素足もて無垢の風紋踏みにけり
自然を愛し旅に遊び、卒寿をむかえられての俳句の集大成をいまここに。
お人柄のみえる俳風は滋味そのもの。人生のゆとりを楽し気に詠いあげられた
『風紋』に拍手を送りたい。_ 「さいかち」主宰 高岡すみ子・帯文より


『永久』勝田久美 書句集

永久

四六判・上製本カバー装・184p・2600円(税込)
2010年2月1日発行/ISBN978-4-8129-0616-3
題字.カット・勝田美鶴
秋灯や書架に眠りし哲学書
この書句集の俳句作品には、作者の四つの顔が現出されている。
即ち、主婦の顔・書道家の顔・夫恋いの顔・詩人の顔である。
読者は、頁を追うごとにそれぞれの作者の顔に出会うだろう。
そして、柔軟な作者の詩(うた)ごころに共鳴するに違いない。
_ 「雑木」主宰 友永佳津朗・帯文より


『海と湖』(うみとうみ)水野あき子句集

海と湖

四六変型判・上製本カバー装・214p・私家版
2009年11月15日発行/題字・子安多江子
両親への感謝と今の幸せを常に感謝しているという著者の言葉を
きいただけで、奥ゆかしい人柄が伝わってくる。
風光明媚な郷里浜松を「遠嶺」の伝統である情景主義で詠いあげた
抒情句はまことに美事である。
ふるさとに海と湖あり花蜜柑


『愛』岩谷吐鬼子句集

愛

四六判・上製本カバー装・154p・私家版
2009年9月23日発行
題字・岩谷吐鬼子/装幀・宮崎十間






『鼓動』若田鹿野子句集

鼓動

四六判・上製本カバー装・202p・2600円(税込)
2009年6月29日発行/ISBN978-4-8129-0600-2
装幀・宮崎十間/扉写真・佐藤祐弘/口絵写真・清水宏人
みどり児の鼓動に触れる冬の指
著者は内科・小児科の医師である。鼓動に触れるとは、
命に触れることなのだ。「万物の眠りの季節に、私の指は命に触れている」
と鹿野子ドクターは命の讃歌を詠いあげる。
診療時間の延長は日常茶飯事。往診も時間を厭わない。
医師俳句の傑作の数々をここに一挙収録。


『稲の花』森節子句集

稲の花

四六判・上製本函入装・198p・2700円(税込)
2009年7月17日発行/ISBN978-4-8129-0615-6
装幀・宮崎十間
踊り子のやうな緋鯉や水温む
鯉が勢いよく跳ねた姿を踊り子のようだと例えた人があったであろうか。
この斬新さ積極的な姿勢が森さんの強み。
俳句の上手、下手は、結局は人間の在り方で決まってしまうようだ。


『生きる その後』林靜堂句集

生きるその後

四六判・並製本カバー装・230p・2600円(税込)在庫なし
2009年7月20日発行/ISBN978-4-8129-0614-9
装幀・宮崎十間
結願の受戒涼しく十指組む
俳句を始めるのに年齢はないという言葉に励まされて七十半ばから作句開始。
平成15年から20年迄の6年間の作品398句を収録!



『芽柳』勝部修句集

芽柳

四六判・並製本カバー装・192p・2400円(税込)
2009年4月26日発行/ISBN978-4-8129-0602-6
装幀・宮崎十間
色鳥の色をこぼして翔ちにけり
客観描写を標榜する「若葉」に学ぶ著者は、木の枝に止まっている
小鳥を観察する時も、小鳥の去ったあとの余韻をも句に留めた。


『緋衣』丸山佳子句集

緋衣

四六判・上製本函入装・152p・私家版
2009年8月1日発行/装丁・川越篁治
句集『緋衣』(昭和29年7月1日・三余舍刊)の復刻版!






『白寿』丸山佳子句集

白寿

A5判・上製本函入装・560p・私家版
2005年3月3日発行
句集名を『白寿』とすると聞いて、作者の考えを次のように理解した。
長く俳句にかかわりきてその成果を纏めようとする時、そして齢が
百歳に近づく時、上壽などとしないで『白寿』とする心は、一歩手前というか、
まだ研鑽の途中というか、完成への途次なる謙虚な思いではないかと。
___豊田都峰・序に代えてより


『私の椅子』梅津香折句集

私の椅子

四六判・上製本カバー装・188p・2600円(税込)
2009年3月20日発行/ISBN978-4-8129-0460-2
装幀・宮崎十間
地球儀を回し旅恋ふ聖五月
まだ武蔵野の面影が残る郊外から富士を遠望しつつ、
学徒動員にも参加した経験を持つ著者のふくよかな美意識、
明るい作風は若き日の富士から授けられたものに違いない。


『素のままに』西村久子句集

素のままに

四六判・上製本函入装・212p・2700円(税込)
2009年4月29日発行/ISBN978-4-8129-0569-2
装幀・宮崎十間
囀りにくすぐられをり平常心
「さいかち」に入会して田中水桜・高岡すみ子両師の指導を仰いではや17年。
お蔭様で俳句が楽しくて楽しくてたまらない毎日だと著者は感謝している!


『迎鐘』山際かほり句集

迎鐘

四六判・上製本函入・216p・2700円(税込)
2009年4月10日発行/ISBN978-4-8129-0566-1
装幀・伊藤鑛治
花鳥諷詠を信条とした客観描写を通して己の心情を詠うのが
「ホトトギス」の伝統であり、「浮寝鳥」の標榜でもある。
著者はこの基本をよく踏まえながら自己の個性に忠実な秀句を
数多く生み出した。


『私の周辺』林君子句集

私の周辺

B5変型判・上製本函入装・88p・私家版
2009年8月30日発行
写真と俳句。オールカラーページ。



『嘘のやう影のやう』岩淵喜代子句集

嘘のやう影のやう

四六判・上製本カバー装・184p・2600円(税込)
2008年2月4日発行/ISBN978-4-8129-0531-9
装幀・遠藤  享
嘘のやう影のやうなる黒揚羽
世間に捨てられるのも、世間を捨てるのも易しい事だ。
一番困難で積極的な生き方は、世間の真中に沈む事……
私はパーティの席上で俳人たちの回遊する喧噪の只中で、
悠揚迫らぬ態度で密かに〈陸沈〉している岩淵さんを目撃した。_齋藤愼爾・帯文より


『昭和人のエスプリ』宮内康夫句集

昭和人のエスプリ

四六判・並製カバー・40p・1000円(税込)
2007年9月15日発行/ISBN978-4-8129-0524-1
装丁・久米次郎
ともにゐし日々は去りけり遠き星
著者のノスタルジアが漂う珠玉の句集。生まれ育った中国大連、
過ぎ去った昭和への挽歌ともいうべき作品を自選収録!


『松韻』加藤燕雨句集

松韻

四六判・上製函入・226p・2800円(税込)
2000年12月1日発行/ISBN978-4-8129-0123-5
装幀・山本美智代
松籟叢書第34篇
俳句のまことを心の芯に据え、句作すること63年、
瑞々しい感性で詠まれた第3句集!


『鮎』上村占魚句集

鮎

四六判・上製函入・200p・2800円(税込)
1992年6月2日発行/ISBN4-87621-482-4
カバー・中村琢二
最初の出発  定本  第一句集
『鮎』の作品はおほまかに分けて、熊本時代、東京時代、
および群馬時代の青春の未成熟期のもので、時に満十六歳から
二十五歳までの詠である。……上村占魚



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